翻訳に対する10の誤解 (Part 2)

こんにちは、アレキサンダーです!

昨日の引き続き、翻訳に対する10の誤解後半を発信します。

どうぞお付き合いください♪

本日の記事の目的は:もう少し翻訳の作業についてを知って頂くこと

Part 2では6〜10の誤解を見ていきましょう!

6 翻訳は母国語だけでなく第二外国語にもできるもの

「言語いくつ話せますか?」とよく聞かれます。実はほとんどの翻訳者は自分の母国語へしか翻訳しません。他の言語に翻訳するプロは実は珍しいですね。やはりターゲット言語は母国語同様のレベルではないとプロレベルではなかなか翻訳出来ないです。

いろんな言語がある程度話せるのと翻訳するのとは異なるスキルが必要になります。また、いろんな言語が聞いて理解出来たり、読めたりしても、自分から話したり、書いたりするのもその言語の扱っているレベルが全然違います。聞いたり読んだりしてりかいしたほうが実はずっと簡単なんです。

例えば、フランス語、ドイツ語、英語から日本語へ翻訳する翻訳者がいたとしても、両方に翻訳できる翻訳者はなかなかいません。

両方に翻訳できたとしても、例えばフランス語から日本語へ、日本語からフランス語へと2ヶ国語に限られます。

もちろんそれ以上にできる翻訳者もいますが、珍獣のような本当にすごい人です。

多くの翻訳者は基本的には母国語に翻訳します

7 うちの研修生は帰国子女だから・・・

だからなんでしょうか?と突っ込みたくなる自分がいますが、お許しを!(笑)

チーズケーキが焼けたからといって、パティシエとは言えない、

パスタが茹でれたからといって、シェフとは言えない、

テニスをやってるからといって、ウインブルドンに出場する選手とは言えないように、

英語が話せても翻訳できるとは限らないんですね。言語を的確に訳すのもそうですが、もというと文化的な背景も考慮してターゲット言語を読む人は原稿を読む人と同じ反応をするようにするのが翻訳の目的です。なので本当に別のスキルなのです。

帰国子女だけでは翻訳できると限らない

8 翻訳と通訳を一括りにしてしまう

翻訳者は文章を訳します。一方通訳者は話者が発することを訳します。素人に取ってみれば確かに同じに見えるがちですが、実は根本的に作業が異なります。

通訳者は人とのコミュニケーションが上手じゃないといけないですし、短時間で高い集中力で頭の回転を急速する必要があります。

翻訳者はどちらかといえば、一人で作業することが多く書き方や書くスタイルに集中します。確かに短い納期があったりしますが、「その場で、すぐに」ではなくある程度考える時間が与えられます。

両方できる人もいれば、どちらかに専門的に活躍する人もいます。

翻訳と通訳に必要なスキルは別物

9 二か国語の辞書は翻訳者の味方

使い方によっては、大敵になりうることもあります。翻訳はただ単に単語リストを覚えるのと違います。単語ごとに訳すのであればパソコンで充分です。単語以上に、コンセプト、アイデア、意味合い、ニュアンス、感情等も翻訳する必要があります。

個人的にあまり辞書を使いません。

辞書は使い方によって翻訳者の仲間、または大敵になりうる

10 翻訳を「勉強する」のは時間の無駄

大手企業であればあるほど、そう考えがちだと感じています。予算が厳しくなると翻訳者への業務委託等が最初の段階で停止するような気がします。

翻訳のプロはそれだけ時間を使って勉強して自身のスキルを上げてきたので、もし多言語で事業をされているのであれば、翻訳者は必要不可欠な存在なのでは、といつも思います。

もちろん自分たちでできると業務委託する必要はないと思いますが。

本物の翻訳者は常にスキルを磨いていくもの

いかがでしたでしょうか?

 

「自身の経験を還元する」をモットーに配信していきます。
また、LINE@でも定期的に付加価値の配信や英語のチャレンジをしています。ご興味がある読者はぜひ下記QRをスキャン、または下記リンクで登録出来ます。

興味ありそうな友人や家族や同僚に教えてあげてもいいかもしれないですよね♪友だち追加

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA